今回、これまでご紹介したリーバイス501の3つをピックアップしました。年代別(50年代・60年代・70年代)で比較してみました。
まずは
リーバイス501 50年代 代表として
『501XX紙パッチギャラ入』
ディテール紹介
・硬化しやすい紙パッチ
・ギャラ入
・トップボタン裏14
・隠しリベット14刻印
・フロントVステッチ
・足長R
・内側フロントポケットリベット銅製
・ベルトループオフセット
等々
つづいて
リーバイス501 60年代 代表として
『501 ダブルネーム』
ディテール紹介
・硬化しやすい紙パッチ
・ダブルネーム
・トップボタン裏 J
・フロントVステッチ
・足長R
等々
最後に
リーバイス501 70年代 代表として
『501 66モデル 前期』
ディテール紹介
・内タグに8%表記
・バックポケット裏シングルステッチ
・トップボタン裏 6
・赤耳
等々
年代はそれぞれ違いますがどれも未だに人気の3種類。
超自己満足の世界ですが、今後のビンテージ リーバイス501を買う時の参考になればと思います。
【ポケットとアーキュエイトステッチ】
形は同時代でも個体差がある為今回は糸の色と素材での比較をしました。
501XX紙パッチギャラ入・・・100%コットンのイエロー糸
501 ダブルネーム・・・100%コットン、ポケット周囲はオレンジ色糸、アーキュエイトステッチのみイエロー糸
501 66モデル前期・・・コットンとアクリルかポリエステルの混紡の糸を全て使用。色は茶色
【サイドステッチ】
年代によって長さと糸の太さが変わる為、比較してみました。
501XX紙パッチギャラ入・・・糸は太くて、他と比べて短い
501 ダブルネーム、66モデル前期・・・糸は細くて、501XX紙パッチギャラ入よりも長い
【トップボタン裏 刻印】
501XX紙パッチギャラ入・・・『14』
501ダブルネーム・・・『J』
501 66モデル前期・・・『6』
大雑把な流れとしては
無刻印→2桁の数字→アルファベット→1桁の数字→3桁の数字
と時代によって変化していきました。
【ベルトループ】
501XX紙パッチギャラ入・・・オフセット
501ダブルネーム・・・ちょっとズレてる
501 66モデル前期・・・オンセット
真ん中画像の501ダブルネームをよく観察してみると、縫い幅が狭いのがわかります。
古い物ほど個体差があるので一概に言えませんが何かあるのかもしれません。
【赤耳もしくはセルビッチ】
明らかに501XX紙パッチギャラ入だけ赤耳の幅が狭い。
それ以外の差はありませんでした。
【ボタンフライ裏サイズ】
501XX紙パッチギャラ入のみ一回り小さい。
その他は大した違いは無し。
【内側フロントポケットスタンプ】
501XX紙パッチギャラ入・・・38 3/4 12
501ダブルネーム・・・320×34
501 66モデル・・・スタンプ無し
【内側フロントポケットリベット裏】
501XX紙パッチギャラ入・・銅製
501ダブルネーム・・・シルバー(刻印大)
501 66モデル前期・・・シルバー(刻印小)
【フロントボタン】
3種類共に大きく違いがありませんでした。
【紙パッチ】
501XX紙パッチギャラ入・・・ギャラ入、左下馬の下に『PATENTED』
501ダブルネーム・・・501の上に小さい501 、左下馬の下に『PATENTED』
501 66モデル前期・・・501の上にcare〜のスタンプ、左下馬の下に『PATENTED IN.US』
【独り言】
ビンテージ リーバイス501を普段着として履くならオススメは501 66モデル前期です。
実際の体験から言うと66モデル前期以前のリーバイスは状態が良ければ10万円を超える為、流石に気軽に履けなくなってくる為です。
また、66モデル前期の内タグが付いていなく、フロントポケット裏にスタンプがあるパターンと、66モデル前期なのにボタンフライが足長Rのパターンは特に色合いが良く、色落ちの期待は大です。
逆に66モデル後期に年代が近い前期は要注意です。色合い、色落ちもハッキリしません。
さあ、ワールドカップも終盤です。
終わりが近くなると寂しくなってきますね。
【本日のBGM】
Elvis Costello / welocome to the working week
バディホリーに次ぐ黒縁メガネが似合うアーティスト オススメです。
- アーティスト: Elvis Costello
- 出版社/メーカー: Hip-O Records
- 発売日: 2007/05/01
- メディア: CD
- クリック: 3回
- この商品を含むブログ (4件) を見る