今回ご紹介するのはビンテージのビッグヤンクのシャンブレーシャツです。
タグは1960年代〜1970年代のタグ。
生地配合率
50%コットン 50%ポリエステル
シャンブレーとは
シャンブレーとは、経糸と緯糸を交互に編んでいく平織り生地の一種で、経糸に色の糸、緯糸には白糸を使って織り上げたものを指します。表面の布に糸が均等に現れ、霜降り、つまり霜のように白糸がぽつぽつと見えます。デニム生地のように色落ちが目立たないのも、シャンブレー生地の特徴です。
シャンブレー生地の起源は正確には分かってはいませんが、カンブリーという北フランスの街で作られた「カンブリック」と呼ばれる織物が起源である、という説が有力のようです。16世紀半ば、この「カンブリック」はリネンで織られる事が多く、その後、綿が主流となりました。シャツやハンカチなどにもよく使われ、丈夫で薄い生地なので刺繍などにも適していました。このカンブリーでは平織りの作業服が多く生産されてきたといいます。
シャンブレーという言葉は19世紀初頭、米国海軍がデニムとともにシャンブレー生地の使用を許可したことで、広くアメリカ全土で知られるようになりました。急速な普及により、丈夫な作業服として市民権を得たシャンブレー生地は、【ブルーカラー】としてデニムとともに労働者を表す言葉になっていきます。