今回ご紹介するのはビンテージのM-51フィールドジャケットです。
M-51フィールドジャケットは1951年〜1964年までの14年間にわたり製造されました。
今回のM-51フィールドジャケットを勝手ながら『最初期タイプ』と呼んでます。
ではディテールと共に説明していきたいと思います。
先ずは内プリントされたところから。
『JACKET,SHELL,FIELD,M-51』
ジャケット開いて内側左下に上記がプリントされていますが、途中からプリントでは無くタタキタグに変更され、しかも名前も変更します。
なのでM-51フィールドジャケットの古いタイプが欲しい場合は先ずそこをチェックしてみてください。
では次に進みます。
上から4段目が製造年月です。
今回は『DATED 28 JANUARY 1952』とプリントがあることから1952年1月28日製造とわかります。
また、5段目が品番です。
『MIL-J-11448』とプリントされております。
※1956年製造時には『MIL-J-11448』から『MIL-C-11448A』に変更します。
初期タイプに製造工場名の記載はありません。
こちらの内プリントは首元にありサイズを表記しています。
完成されたフォルムです。
襟にボタンが付いており閉じると襟を立たせるディテールになっています。
内側
スナップボタン裏リベットは『SCOVILL MFG. CO.』。
年代によってスナップボタン裏も変わるので改めてご紹介します。
ジッパーは金『CONMAR』。
この年代以降、金(真鍮)では無く鉄(ステンレス)の『CONMER』に変更します。
また、この年代はジッパー周りの生地もカーキでは無くブラウンがかった色をしたのも特徴です。
マニアックですがCONMARの『A』の字体がこれ以降、変わります。
さらにマニアックですが腰のドローコード口(くち)のディテールは『マル型』。
1957年製造以降は型が『楕円型』に変わります。
後ろ姿も素敵です。
有りがちな袖のホツレも無し。
様々なデザインのTシャツにも合います。
白シャツにも合います。
M-51フィールドジャケットの徹底比較シリーズが出来そうなので近いうちにしたいと思います。