1280 リーバイス501 ビッグE オリジナル 60's LEVI'S BIG E

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久しぶりにビッグEを発掘しました!

 

状態良く色残りもまだある雰囲気抜群のビンテージデニムですのでじっくりご紹介していきたいと思います。

 

フロント全体

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腿から膝にかけてビンテージデニムらしい濃淡のある色落ちをしています。

 

最高にカッコイイです。

 

フロント拡大
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定期的に洗濯されていたのでヒゲはほぼありません。

個人的にはこのくらいが好みです。

 

 

 

トップボタン
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トップボタン中央は山なりなのでビッグE期の中では前期タイプから直ぐの過渡期になります。

※トップボタンのアルファベット刻印はくっ付かないタイプです。

 

バック全体
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後ろ姿は色がしっかり残っています。

 

 

バック拡大
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赤タブ

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ビッグEの不均等『V』タイプです。

ビッグE期の初期〜前期タイプはここが均等『V』になっています。

501XXから均等『V』のディテールは受け継がれます。

しかしながら、例外も多々あるのがリーバイスの面白いところでもあります。

 

ということはこのビッグE後期タイプから不均等『V』になることになります。

 

 

紙パッチ
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かなり硬化してしまっています。

僅かに『501』とレングス『36』だけが数字では読み取れます。

 

硬化しやすいこの時期の紙パッチが残っていることだけでも希少です。

 

トップボタン以下
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通称『足長R』

 

この足長Rがあるだけでもリーバイス501が好きな方にはテンションの上がるディテールです。

 

4つ全て足長Rでした。

 

 

トップボタン裏
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今回の501ビッグE後期タイプはトップボタン裏は『2』でした。

 

これまで、ビッグE期(Wネーム・前期タイプ・後期タイプ・66過渡期タイプ)のトップボタン裏は『W』『J』『L』『2』『4』『6』『8』『16』『無刻印』と9パターンある事を確認しています。

 

『2』の特徴は100%コットンのオレンジ綿糸を多く使用している事です。

イエローステッチじゃないところが面白いですね。

 

具体的にオレンジ綿糸ステッチ箇所は下記です。

①紙パッチのステッチ

②トップボタン横ステッチ

③ベルトループ全て

④コインポケット(横以外)

⑤裾オリジナルチェーンステッチ

⑥フロントポケット裏全て

⑦フロントボタンフライまわり

⑧股下カンヌキ

 

上記全てオレンジ綿糸ステッチはビッグE期のボタン『2』だけだと思います。

 

面白いディテールです。

 

宝探しのようにオレンジ綿糸を探していました。

 


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色残りは70%くらいでしょうか。

 

裏フロント
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赤耳がしっかりと根元まで開いています。

 

裏フロント拡大

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アルミ裏リベットは全て完備。

 

 

裏バック全体
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裏でさえカッコイイです。

 

 

裏バック拡大
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ポケットは黒カンヌキですが綿糸の黒を使用しているためフェードしてグレーになっています。

 

 


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赤耳とオレンジ綿糸が共に主張しております。

 

 


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裾のアタリが美しいです。

 

股下
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丁寧に履かれていたのか股下にホツレございません。

股下カンヌキもオレンジ綿糸です。

 

 

サイド
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サイドのアタリです。

 

裏返しの赤耳をご覧頂けたと思いますがアタリが素晴らしい具合です。

 

 


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縦落ち具合も素晴らしいです。

 

バックポケット

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バックポケット裏はもちろんシングルステッチです。

 

 

赤耳裏①
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シングルステッチ仕様。

 

赤耳裏②
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シングルステッチ仕様。 

 

 

ボタンホール
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ある程度履いているデニムですが奇跡的にダメージはありません。

 

それでは最後にディテールをまとめておきます。

 

・赤タブ ビッグE (不均等『V』)

・トップボタン表『山なり』

・トップボタン裏『2』

・トップボタン以下『足長R』

・赤耳

・赤耳裏『シングル×シングル』ステッチ

・バックポケット裏『シングル』ステッチ

・バックポケット黒綿糸カンヌキ仕様

 

久しぶりのリーバイス501ビッグE期のご紹介でした。

 

やはりこのブログを始めたキッカケはリーバイス501だったのでビンテージリーバイスをご紹介すると楽しいですね。

 

また、納得のいく価格で発掘できた際はご紹介したいと思います。