久しぶりにリーバイス501赤耳モデルデッドストックを発掘しました。
しかも大変珍しいタイプでしたのでじっくりとご紹介していきたいと思います。
サイズはW33 L31のゴールデンサイズ。
デッドストックながら裾上げせずに履ける最高のサイズ感です。
実寸
ウエスト平置き41cm
総丈106cm
股上28.5cm
股下77cm
裾幅21cm
ワタリ28.5cm
シルエットも最高にカッコイイです。
フラッシャー&ギャランティチケットの付く、販売時から全く変わらない様相です。
フラッシャーとギャランティチケットだけを見ると間違いなく66モデル後期タイプです。
赤耳モデルのフラッシャー&ギャランティチケットはこちら↓
フラッシャーの下段には何も年代が入っていません。
フラッシャー下に1966とプリントされています。
また、ギャランティチケットは『FOR OVER 125 YEARS』と入っていますが、本来赤耳モデルであれば『FOR OVER 130 YEARS』と入ります。
ここでも66モデル後期タイプのギャランティチケットを使用していることが分かります。
ギャランティチケットのコピーライトにも1966と入っています。
紙パッチ右側の部分も残っています。
未洗い物にしか残らない部分です。
赤タブはプリントタイプのスモールe。
ここは赤耳モデルのディテールです。
バックポケットには黒カンヌキ仕様。
裾はオリジナルチェーンステッチ。
赤耳がしっかりと付いています。
素晴らしい真紺状態。
正面からの写真からもバランス良いシルエットがわかるかと思います。
これからの色落ちが楽しみな逸品です。
トップボタン裏は『6』。
こちらはビッグE期〜66モデル後期まで続いたトップボタン裏の数字です。
内側のリベットは66モデル前期〜66モデル後期の仕様。
赤耳モデルの内側リベットがこちら↓
円周に枠が入ります。
洗濯の縮率は『10%』なので赤耳モデルです。
501の下段の数字『2 1 6』から
1981年2月に製造されたと分かります。
また、右側の『6』はトップボタン裏『6』のことです。
この内タグでも判断できます。
黒カンヌキ。
それでは今回のリーバイス501は何モデルだったのかをおさらいします。
ディテール
・フラッシャー (66モデル後期)
・ギャランティチケット(66モデル後期)
・トップボタン裏『6』(66モデル前期〜66モデル後期)
・内側リベット(66モデル前期〜66モデル後期)
・内タグの洗濯縮率『10%』(赤耳モデル)
・赤タブはスモールeプリント仕様(赤耳モデル)
同サイズで同年代の赤耳モデルを所有していますが、色合いは赤耳モデルよりも若干濃い紺色をしていたところも加味すると、66モデル後期タイプの生地を使用し、トップボタン裏も6番からボタンもリベットも66モデル後期のものを使用した、限りなく66モデル後期タイプに近い赤耳モデルだと判断しました。
まさに過渡期タイプです。
赤耳モデルなのにトップボタン裏に『6』が使われているだけで価値は単に赤耳モデルよりも付加価値がありそうと勝手に思っています。
素晴らしいデッドストック初期の赤耳モデルでした。