久しぶりにリーバイス501ビッグEを発掘しました。
今や、ノーリペア、色残りあり、良サイズは本当に高くなり気軽に買えなくなりました。
今回はまだ比較的に安価でしたので思い切ってみました。
改めて当時のリーバイス501の良さに気づく逸品でした。
それではご紹介していきたいと思います。
腿から膝にかけて色落ちし、濃淡が出ているのはビッグEならではです。
生地も破れ、穴などなく、生地の厚みがしっかりあり流石です。
股カンヌキには100%コットンのオレンジ綿糸使用。
トップボタンはビッグE期のボタンで間違いないです。
ビッグE期から66モデル前期の過渡期はトップボタンの文字のアルファベットがくっついて、中央の丸が平ら仕様になります。
今回のものはアルファベットが離れていました。
くっ付いているトップボタンはこちら↓
中央の丸部分は平らです。
今回のトップボタンがこちら↓
こちらは中央上丸が丸みをおびています。
ビッグE期のボタンフライに足長Rが付いた頃のトップボタンが付いています。
ベルトループのカンヌキも100%コットンオレンジ綿糸使用。
耳のアタリもしっかりと。
オリジナルレングス&赤耳
アタリがしっかりでており◎。
ロールアップ。
ロールアップした際のアタリの美しさはオリジナルレングスならでは。
股下のカンヌキも100%コットンオレンジ綿糸使用。
トップボタン裏『6』。
ボタンフライは足長Rでは無いタイプ。
内側のリベットはビッグE期から66モデル後期までのディテール。
後ろ姿。
カッコイイですね。
拡大。
赤タブは『ビッグE』。
ポケットのカンヌキは100%コットン黒綿糸使用。
バックポケット裏はシングルステッチ。
ベルトループの表面のカンヌキもオレンジ綿糸を使用。
そもそも何故、カンヌキは綿糸、その他はポリコットン糸と分けたのでしょうか。
わかる方は教えてほしいです。
裏のバック。
こう見るとあまりテーパードがかかっていないので66モデルというよりはシルエットはビッグE期に近いと分かります。
拡大。
裏からのカンヌキ。
裏からの裾。
アタリがキレイに出ています。
ここがあるのと無いので価値が変わるのは手にすると分かると思います。
裏の全面。
ある程度、耳が開いているので、表のアタリもキレイにでています。
拡大
裏リベットも完備。
ボタンフライ裏は『E又はF』の刻印。
このスレーキスタンプは66モデル前期の初期に付く仕様で、後に内タグが付きます。
ここまでビッグE期でも価格が上がると簡単には履けなくなってきますが、今回の個体はギリギリ履けるレベルではないでしょうか。（主観）
ちなみに生地は66モデルよりも強くて分厚いのでおそらくビッグE期の生地を使用しています。
簡単に今回のリーバイス501をおさらいします。
モデルは
『66モデル前期タイプの最初期』
ディテール
・トップボタン『ビッグE期同様仕様』
・トップボタン裏『6』
・赤耳
・裾オリジナルレングス
・裾チェーンステッチ
・バックポケット裏『シングルステッチ』
・100%コットンオレンジ綿糸仕様。
（ベルトループ表裏のカンヌキ、股カンヌキ、股下カンヌキ）
・スレーキスタンプあり
・赤耳裏シングル×チェーン
・ボタンフライ裏『EかF』刻印
ビッグE後期タイプから66モデル前期タイプへの過渡期モデルでした。
これまで、66モデル前期タイプだけど赤耳裏はシングル×シングルはありましたが逆にビッグE期だけど今回は赤耳裏はシングル×チェーンとこの時期は本当にディテールがごちゃ混ぜです。
そこもリーバイス501の魅力だと思っています。
そして改めてリーバイス501の生地の良さに驚いた逸品でした。
