こちらは大変肉厚で上質なウールで出来た、当時の言い方でいうと『アワード セーター ジャケット』(AWARD SWEATERS JACKETS)です。
大学のワッペンが付いていない無地ネイビーは逆に珍しいですし、使いやすい1着です。
裾に向かって『A』のシルエットが特徴的です。
今から約80年前のものですが奇跡の状態の良さです。
ボタンは尿素ボタンです。
大変目の詰まった上質なウール。
メーカー・ブランドどちらかは定かではありませんが『PRINCETON』と刺繍で入ります。
プリンストン大学との繋がりは分かりません。
開けた状態でも綺麗さが伝わるかと思います。
ポケット裏から撮影しました。
以前も1940年代のセータージャケットを入手しましたがこの当時のポケットの仕様が素晴らしく良い出来です。
今、このような仕様は見た事がありません。
以前のがこちら↓
やはりこちら↑もシルエットは『A』型です。
1940年代の特徴かもしれません。
おそらく手間がかかるのともっと簡単にポケットを付ける術を得たため淘汰されたのだと思います。
外側からはポケットの入り口意外、平らで逆に洗練されているように見えるのは私だけでしょうか。
裾裏はこのような感じです。
丁寧なつくりです。
後ろ姿。
こちらも1950年代ビンテージウールニット同様、ボディとアームの接続部の下部は繋ぎ目なく通して縫製されており、上部は接続されています。
今回のアワードセータージャケットも素晴らしいビンテージでした。
次回、ビンテージビーントートをご紹介したいと思います。