福岡の古着の名店からデッドストックでブラックシャンブレーワークジャケットを発掘しました。
実はこのビンテージブログを始めてからブラックシャンブレーを扱うのは初めてです。
初めてに相応しい素晴らしいビンテージなのでじっくりとご紹介していきたいと思います。
デッドストックなので色も未だしっかり残っており黒々しています。
まさに経年変化を楽しめる逸品ですね。
そもそもブラックシャンブレーとは何なのかを先ずはご説明します。
縦糸に黒糸を横糸に白糸を使用した平織りの生地のことを言います。
ブラックシャンブレーよりも馴染みがあるのはシャンブレーシャツと言われるこちら↓はビンテージ好きは皆んな好きな筈。
このブラックバージョンと考えてもらえればいいと思います。
ブラックシャンブレーシャツは幾つも見ますがブラックシャンブレージャケットは入手困難度は高いです。
フルジップアップが好きなだけに堪りません。
襟はシングルステッチでしっかりした作りなので自由に襟の形も変化できます。
カッコイイので色々な角度で。
タグは首元に3つ。
1つ目はこちら
裏地のブランケットのタグです。
1970年代まで様々なビンテージのブランケットに付くタグです。
トロイブランケット社
1865年に創業された老舗の生地製造メーカー。
リーバイスのブランケット等にも採用されています。
ブランケット生地配合率
40%リサイクルウール
25%コットン
28%レーヨン
7%その他の生地
2つ目はこちら
こちらのタグは大変取れやすいのでデッドストックにしか見ることができません。
このタグはブラックシャンブレー生地の説明タグです。
SANF . REG .
RN31312
87%コットン
13%レーヨン
SIZE 46
実寸
着丈64.5cm
身幅65cm
肩幅50cm
袖丈62.5cm
と読み取れます。
3つ目のタグがこちら↓
三角タグが付いています。
オーバーオールを着た子がデザインされており大変可愛いです。
ワークブランド名は
『a Pella Weather-Fo』
こちらのような黒シャンブレーの他に、デニムジャケットやヒッコリージャケットも存在します。
年代は1940年代後半から1950年代と推測します。
ジッパーはたまにみますが、マークなので名称は不明です。
デッドストックなのでピッカピカです。
胸ポケット。
襟を立てるとこんな感じ。
このように襟は形状を変化出来ます。
裏地のブランケットはこちら。
黄色が差し色ですね。
古い個体は簡素化せずにタグが多いのも特徴です。
ジッパー先の切り返しの生地に黄耳が付いていました。
こちらにも黄耳付き。
これは嬉しいポイント。
1950年代は着丈短めでボックス型のシルエットが特徴ですが、まさにそれです。
トリプルステッチ仕様。
裾先裏、両耳あり。
裏地も丁寧な縫製。
平置きでの撮影よりも掛けて撮った方が良く撮れるだろうと思いしてみました。
後ろ姿は掛けて撮った方がカッコ良く撮れています。
素晴らしいビンテージでした。