先日、高円寺のとある古着屋さんに伺いました。
素晴らしいパンツに出会いました。
いわゆる大戦モデルです。
腿から膝にかけて2重になっている『ダブルニー』です。
ヘビーなコットンを使用しており、大変重厚です。
1940年代の代表的なシルエットです。
大戦モデルですがベルトループもサスペンダーボタンも付いている贅沢な作りです。
ウエスト裏地のみ通常の生成りとは違う生地を使用しています。
大戦モデルらしいディテールです。
また、ボタンの形状(少し小さい)やツープロング仕様は1940年代の特徴です。
トップボタンは月桂樹の黒ラッカードーナツボタン仕様。
使用感はほぼないので黒がしっかりと残っています。
生地感の良さと月桂樹の黒ラッカードーナツボタンのカッコ良さ。
コインポケット付き。
後ろ姿。
大変大きいポケットが両方に付いています。
フラップポケット仕様は贅沢でもあります。
刺繍タタキタグ
ボタンフライ仕様。
カッコイイです。
内側の股下に補強布が施されています。
裏返しました。
タグはこちらに付いていました。
1940年代のワークパンツの特徴的なシルエットです。
ユニオンチケットを縫っているところ裏。
こちら↑の部分に注目。
大戦モデルのディテールかと思います。
別の生地の色使いでしかも生地も変えられています。
1つはサテン生地もう1つはコットン生地です。
後ろの向かって右側のポケット内にユニオンチケットが縫い付けられていました。
1940年代らしいボタンです。
(ツープロング仕様)
今から約80年前のものとは思えない状態の良さでした。
大切にしたいと思います。