こちらは原宿の名店から発掘しました。
元々、ベイカーパンツの良さは分かっていたので、コットンポプリン仕様のベイカーパンツが比較的、安価に販売されていたので即決しました。
ベイカーパンツをご存知の方は、いかにコットンポプリン生地のベイカーパンツが珍しいか分かるかと思います。
1960年代のベイカーパンツ自体、古着屋さんで殆ど出回らないのに、さらにコットンポプリン生地仕様となると尚更です。
ベイカーパンツの良さは色々とありますが、第一にシルエットだと思います。
どうしても軍パンは沢山のポケットがあり、シンプルさが無いのですが、ベイカーパンツはそんな中でも削ぎ落としたシンプルな美を感じます。
しかも薄手の100%コットンポプリン生地でありながら、目の詰まったしっかりした生地感が特徴で、昔からコットンポプリンの軍ものシャツは人気でした。
まさかベイカーパンツでコットンポプリン生地仕様があるなんて、驚きです。
しかも使用感もあまりない美品です。
特に夏に活躍しそうです。
サイドステッチはダブルです。
丈夫な作りをしています。
裾はオリジナルのチェーンステッチ。
後ろ姿
今回の個体はサイズも素晴らしいです。
実寸
ウエスト平置き41cm
総丈108.5cm
股上36cm
股下77cm
裾幅22cm
ワタリ32cm
まさにゴールデンサイズでは無いでしょうか。
バックは共にフラップポケット仕様でボタンは尿素ボタンです。
尿素ボタンなだけでプラスチックボタンより嬉しくなります。
フィリップ氏が使用していたのでしょうか。
全て尿素ボタン完備。
ボタンは『IDEAL』の両ヅメ仕様。
両ヅメ仕様は1960年代迄の仕様です。
両ヅメ仕様の前は片ヅメ仕様で1950年代によく見るディテールです。
裏に製造メーカーとロットとサイズがスタンプされていました。
これより新しくなると、スタンプは無くなり、白いタグが付くようになります。
尿素ボタンの裏はこのような感じです。
裾を裏返してみました。
今年の夏も昨年同様の暑さになるとニュースで拝見しました。
このベイカーパンツに白Tシャツ着て、サンダル履いたら完成です。