カッコイイとは以前から思っていましたが、なかなか状態の良いジャングルファティーグが無く、ご紹介できていませんでしたが、今回、スペシャルレアなジャングルファティーグのデッドストックを発掘しました。
ジャングルファティーグのマニアな方でしたら既に画像のみでもご存じかも知れません。
ある古着屋さんのオーナーさんの話では、アメリカのディーラーさんがあまりにも珍しいジャングルファティーグなので、これだけは非売品にしていた物を長い付き合いのディーラーさんらしく、特別にそのオーナーさんは譲ってもらったようです。
なので、古着屋さんやネットではほぼ見ないタイプかと思います。
また、その品を譲って頂き、本当にありがとうございます。
それではご紹介していきたいと思います。
パッと見は状態良好なジャングルファティーグなだけだと思います。
いつもよりもシルエットも違うような気がします。
ちなみにこのジャングルファティーグは最終タイプ(5th)に該当すると仰ってました。
もう、お分かりでしょうか?
ジャングルファティーグのフラップポケットは通常は長方形では無く、下記のような形状です。
また、ポケットの形状も通常とは違い、丸みを帯びていなく、角張っています。
さらに、アームとボディの繋ぎ目も最終モデルではなく、3rdまでのダブルステッチ仕様になっています。
左側のフラップ幅は短く、右になると幅広になる台形のような形状がジャングルファティーグのフラップポケットの特徴です。
また、ポケット形状も丸みを帯びています。
↑のアームとボディの繋ぎ目も違いが分かるでしょうか。
こんなジャングルファティーグは長年ジャングルファティーグを取り扱ってきたが初めてだと仰っておりました。
そのくらい珍しいです。
よくある話では過渡期には混合したディテールが存在していたりしますが、この個体は最終モデルだけど、敢えて初期のモデルに違い生地やディテールを作ったのではと推測します。
こちらも同じく、フラップが長方形です。
使用感ありません。
さらに、1970年代会計の5thタイプの生地はリップストップ生地を採用している筈が、こちらも大変珍しく、100%コットンポプリンを採用しています。
コットンポプリン生地は5th以前では使用していましたが、5thタイプ(最終)では相当珍しいようです。
いわゆる、ノンリップの最終モデルになるかと思います。
色々この個体と同じ物をネットから探しましたが、一切同じものは見つかりませんでした。
ボタンホールの生地のみ少し違う生地を作っています。
最後に、シルエットも縦長なジャングルファティーグが多いですが、こちらは着丈短め、身幅広めのボックス型です。
なにからなにまで、面白くカッコイイ、珍品ジャングルファティーグでした。
大切にしたいと思います。