入手困難度☆☆+
こちらもトレードにて入手したUS.NAVYものです。
US.NAVYものでは最もポピュラーなデザインが入ったリバースウィーブではないでしょうか。
トリコタグが1番現存数がある中、こちらは単色タグ後期タイプの個体です。
感覚的ではありますが、10枚に1枚も単色タグ期のUS.NAVY染み込みプリントものは見つからないと思います。
しかもほぼノーダメージです。
前回の記事では単色タグ前期タイプのUS.NAVY染み込みプリントものをご紹介しましたが、シルエットが違うのがお分かりでしょうか。
単色タグ期でも、前期と後期でシルエットに大きく2つ相違点があります。
1つ目は着丈の長さです。
前期は短く、後期は前期よりも長いです。
2つ目はアームの太さです。
前期は細く、後期は太いです。
後期タイプのシルエットはどちらかというと、刺繍タグ期のシルエットに近いです。
トリコタグ期は逆に単色タグ前期タイプのように、着丈は短めになりますが、アームは単色タグ後期タイプのように、太めになります。
まさにトリコタグ期はハイブリッド的なシルエットということになります。
リバースウィーブといっても、各年代によってシルエットが異なるところも面白いです。
個人的にはベルベルジンの藤原氏と同様にトリコタグ期のシルエットが好みです。
さらに強いていえば、トリコタグ前期タイプ(タグの裏に『MADE IN USA』が入る個体)は生地感も素晴らしいので、1番好みです。
しかしながら、トリコタグ前期タイプは絶対数が少ないので入手は困難です。
探してみてください。
戻ります。
実を言うとUS.NAVY染み込みプリントは、プリント位置がズレやすいのが、バランスが悪い個体が多い傾向です。
しかしながら、今回の個体はズレてもいなく、逆に珍しいです。
結構な確率でズレています。
良好
染み込みプリントなだけで、雰囲気の良さが際立ちます。
このUS.NAVY染み込みプリントのサイズも様々あるのはご存知でしょうか。
今回と前回は同様ですが、次回ご紹介するUS.NAVY染み込みプリントものはこちらとは明らかにプリントサイズが違います。
細かいところですが、そこも面白さのポイントだと自負しています。
単色タグ期なので、胴筒仕様(丸胴)です。
トリコタグ期は繋ぎ目が出来ます。
リブも伸びもなく元気です。
リブの入り口もノーダメージ。
タグは通称『青単色タグ』後期タイプです。
同時代に『赤単色タグ』後期タイプも存在します。
比較した感想としては、生地感が配合率は同様ですが、赤単色タグ後期タイプは生地が硬い印象で、青単色後期タイプは柔らかい印象です。
グレーボディ単色タグ後期タイプのタグはタグ裏に『MADE IN USA』が入ります。
このディテールはトリコタグ前期タイプ迄続きます。
トリコタグ前期タイプではグレーボディだけではなく全カラーがタグ裏に『MADE IN USA』が入ります。
後ろもノーダメージ
今後の予測
リバースウィーブも何でもかんでも値段が高い時代は終わりました。
値段の差異は最もデザインで左右されてきます。
(もちろん、色合い、フェード感、ダメージ、サイズ感、シルエットなどにも左右されます)
特に染み込みプリントの軍もの、ラバープリント軍もの、マスコットキャラクターもの(特にブルドッグやネコやオオカミなど)、ウィングフットプリントもの、人気な大学(YALEを筆頭にアイビーリーグもの、Slippery RockやKNOXやNYCやCaliforniaなどの文字のカッコ良いもの、最近ではIOWAなども)いわゆるカレッジもの、さらにメーカーからの製造委託もの、最たる個体は『NIKE』なども今後も益々、数は減っていく一方なので、値段が下がることは考えにくいです。
また、デザインでいうと、3段アーチや4段アーチでカプセルナンバーやカプセルサイズが入る個体も根強い人気があるので、この辺は今後も下がらないと予測しています。
あとは、バックプリントものも忘れてはいけないですね、この辺もリバースウィーブをこれから収集を考えている方はカッコイイのでオススメです。
まだまだ、デザインのオススメもありますが今回はこの辺で終わります。
本当に良い物は受け継がれていくと思う今日この頃でした。