
今回、高円寺から久しぶりにリーバイス505 66前期モデルのデニムパンツを発掘しました。
見ての通り、デッドストックからワンウォッシュ程度の超濃紺です。
今回、詳細のご紹介と、これからこちらを履き続けて、どのように色落ちしていくのかを半年に一回程度で色落ち変化をこちらのブログでご紹介していきたいと思います。

なかなかこの濃さはないのではないでしょうか。

505なので、トップボタンは銅ボタンです。

オレンジの100%コットン糸を基本的に使用しています。

1980年代前半まではジッパーは『42タロン』を使用しています。

66モデルは前期と後期に分かれており、染料が前期と後期では違うので色落ちも違うとされており、前期の方が良いとされています。
私も前期の方が色落ちは良いと思います。

赤タブもしっかり付いています。
スモールeがタブに刺繍されています。

ご覧ください。
未だ、ギャランティチケットのホッチキスが残っています。

赤タブは66モデル後期までは刺繍ですが、赤耳モデルからプリントに変わります。

紙パッチ
505 0217とはウエストが大きい個体に付く刻印です。
サイズ
W38 L32
私にとってのゴールデンサイズ。

バックポケット裏はシングルステッチ。
66モデル前期タイプ確定です。
ここがチェーンステッチは66モデル後期タイプ以降です。

トップボタン裏は『5』。
505は赤耳モデル以降も稀にトップボタン裏は一桁の数字もあります。
5以外に8や16もあります。1番5が多い気がします。

リベット裏は外周刻印が入らないタイプ。
新しくなるにつれて、リベット裏には外周刻印が入ります。
ここだけでも古いものと新しいものの判別ができます。

内タグにいきます。
洗濯の際の伸縮率『3%』とサイズが表に入ります。

裏にはトップボタン裏の情報とモデルと年代が表記されています。
下側に02 5 5とあります。
左から『02』は月を表しており、真ん中の『5』は年代、右の『5』はトップボタン裏を表しております。
ということはこちらの個体は1975年2月製造でトップボタン裏は『5』だと分かります。
今から50年前のデニムパンツ、しっかりビンテージデニムと言っていい個体ですね。
中段の『505 0217』はモデル名を表記しています。
上段の『516 0 16』は
516は製造工場コードを表しており、0はロット内管理番号、16は縫製ラインまたは班番号かと思われます。

もちろん、ホツレもありません。

裾はおそらくオリジナルチェーンステッチ。
赤耳では無く、脇割の金糸仕様。
実は金糸仕様は大変少ない仕様で、大半は白糸を使用しています。
極僅かな時期のみ金糸を使用していました。

裾にアタリが出てきています。

コインポケット裏は『シングルステッチ』仕様。
505はコインポケット裏がシングルな個体が多い気がします。
今回も楽しく、505 66前期モデルタイプを考察出来ました。
次回の変化をお楽しみにしてください。