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2278 EASTBOUND ジャズファンク名盤 70's CEASAR FRAZIER / HAIL CEASAR!

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入手困難度☆☆


■ 基本情報

生年:1947年9月26日
出身:ニューヨーク生まれ → フロリダ育ち
主楽器:ドラム(パーカッション)
活動ジャンル:ソウル/ファンク/ジャズ・ファンク

 

 

■ 音楽キャリアの流れ

① 若年期:ドラマーとしてキャリア開始

 

高校時代からドラムを始める
その後 Florida A&M University(FAMU) で音楽を学ぶ
この時点で既にパーカッショニストとして完成度が高い

 

彼は「鍵盤奏者」ではなく、リズムの人。

 

 

② インディアナポリス時代(重要)

1969年頃から インディアナポリス周辺で自身のバンドを率いる
この地域は

David Axelrod
Funk Inc.
24-Carat Black
などを輩出したMidwest黒人ファンクの重要拠点

 

 

③ Lou Donaldsonとの邂逅

1972年、ジャズ・サックス奏者 Lou Donaldson に見出される
Donaldsonの名作
『Everything I Do Gonna Be Funky』
『Cosmos』
などに参加


ここで **「ジャズ × ファンクのグルーヴ職人」**として評価が確立。

 

といった経歴の方です。


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ジャケット裏のCEASAR FRAZIER氏のアフロがカッコイイですね。

 


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それでは曲紹介していきたいと思います。


Side A

1. Hicky-Burr

(Bill Cosby / Quincy Jones)8:05

アルバム冒頭にして世界観を決定づける代表曲。

もともとはビル・コスビーのコメディ用テーマですが、ここでは完全にインスト・ファンクとして再構築。


太いエレピのリフ
粘りつくようなベースライン
徐々に熱を帯びるホーン


「笑い」を出発点にしながら、シリアスでクールなアーバン・ファンクへ変換する手腕は見事。

 

長尺ですが一切ダレません。

 

最高にカッコイイ一曲。

 

2. Ellie’s Love Theme

(Isaac Hayes)5:00

アイザック・ヘイズ作曲、映画『Shaft』系譜の官能的ラブテーマ。


ストリングスとエレピの絡み
夜の都会を想起させるムード
甘すぎない、大人の色気


ファンクというよりソウル・ジャズ/シネマティック・ソウル寄りで、

アルバムの温度を一段落ち着かせる役割を担っています。

 

3. See-F

(Ceasar Frazier)4:37

 

フレイジャー自身のオリジナル。


軽快なリズム
浮遊感のあるキーボード
抑制の効いたファンクネス


派手さはないものの、ミュージシャンとしての作曲センスがよく出た一曲。

アルバム全体の「知的さ」を支える縁の下の力持ち。

 

Side B

4. Hail Ceasar!

(Melvin Sparks)6:23

 

アルバムの核心。

メルヴィン・スパークス作曲という時点で勝ち確ですが、内容も圧巻。


ワウギター × エレピの黄金コンビ
タイトで黒いリズム
スロー・ファンクの極致


70sファンクの教科書的名演であり、

Rare Groove/Jazz-Funk文脈でも最重要トラックのひとつ。

 

5. Make It With You

(David Gates)4:42

 

ブレッドの名バラードを完全にブラック・ミュージック化。


原曲の甘さを残しつつ
ソウルフルで温かいアレンジ
日曜の午後のような空気感


アルバム中、もっとも「人間的」な一曲。

硬派な流れの中で心を緩めてくれます。

 

 

6. Runnin’ Away

(Sylvester Stewart)4:55

 

スライ・ストーン作。

オリジナルの哀愁を保ちつつ、よりインスト・ファンク寄りに昇華。


ミニマルなグルーヴ
反復が生む中毒性
静かな高揚感


アルバムのラストに相応しい、余韻を残すクロージング。

 

アルバム全体の位置づけ

 

ジャンル:Jazz-Funk / Soul-Jazz / Early Rare Groove


特徴:

派手さよりも構築美
黒人知識層の音楽的美意識
夜・都市・内省

 


派手なレア盤ではありませんが、

**「内容で勝負する1972年ファンク/ソウルの最高峰」**の一枚です。

 


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EAST BOUNDについて

 

設立:1969年

母体:Westbound Records(デトロイト)

創設者:Armen Boladian

拠点:デトロイト(モータウンの裏側)

 

EASTBOUND は Westbound の“ブラック・ミュージシャン主導”実験レーベル

よりジャズ/ファンク/インスト志向 に特化

 

EASTBOUND の音楽的特徴(重要)


① インスト・ファンクの拠点

長尺トラック
展開重視
ダンスより「没入」

 

 DJ向け・聴き込み向け 両立

 

② ジャズ×ファンクの高度な融合

エレピ(Fender Rhodes)
ジャズ的コード感
ホーンは抑制的


モータウンの「歌モノ」とは真逆の哲学

 

③ 黒人知識層の音楽

大学・都市部ミュージシャン
映画音楽的構成
社会的緊張感を内包

 

 


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アルバム1枚通して聴き続けられる、名盤だと自負しています。

 

オススメです。