
高円寺にて大変カッコイイ、ワークジャケットを発掘しました。
ボディのカラーは珍しいチャコールグレー。
ジッパーのヘッドには『SCOVILL』の刻印と、ジッパー先には『GRIPPER ZIPPER』の刻印が入ります。
このジッパーだけでも私はヨダレが出ます。

シルエットはボックス型。
色褪せてチャコールグレーになったわけではなくて、元々チャコールグレーな気がします。

タタキタグの上部にもう一つタグらしきものも付いていたと思いますが、読み取り出来ませんでした。

袖口の仕様がこちら。

ジッパーの受ける側にも『SCOVILL』の刻印。
このSCOVILLの刻印は初見です。
ジッパー、一つとっても4つも刻印が入る物が、現代のジッパーにこんなにも刻印を入れるメーカーがあるでしょうか。
間違いなく刻印を削減して少しでも安くという企業努力に尽力するような気がします。
これはこれで素晴らしい事ではありますが、個人的には古いジッパーメーカーの存在感を少しでも出そうという心意気が好きです。
当時の拘りがジッパー、一つとっても感じられると思います。

こちらはGrants(グランツ)社は1960年代後半〜1970年代初頭に多く見られる ワーク/カジュアル衣料向けの実用タグです。
WTG = “Work / Tough Garments” 系統の略称。
ロゴが赤×黒の2色刷り → 60s後半以降の特徴です。
PERMANENT PRESSとは
・永久プレス加工
シワになりにくい加工です。
TOUGH STUFF T.M.とは
・登録商標(Trade Mark)
・Grants社独自の耐久性アピール文言
・ワークウェア文脈でのみ使用される表現
生地配合率
65% COTTON / 35% KORON® POLYESTER
KORON® POLYESTER とは
1960年代に使われた初期ポリエステル商標
現代の “POLYESTER” 単独表記より古い表記です。
タグの情報から、おそらく1960年代後半に作られたワークジャケットと思われます。

裏地はプリントネル仕様。

裏だけど、手を抜かず丁寧な縫製に感動。

袖先まで、プリントネルが入っているので、暖かいです。

いい仕事をしているジャケットは裏にしても様になりますね。

現代のワークジャケットを裏返してもこのようにはならないと思います。

ジッパー裏にもさらに刻印が入っていました。
『USA』と品番でしょうか、数字の羅列が見て取れます。
ジッパー付け根にも品番らしき刻印が入っています。

裾先まで縫製もしっかりしております。

後ろ姿はシンプルな作りです。
今回も素晴らしいビンテージジャケットでした。