
入手困難度☆☆☆
ソウル、ファンクのレコードの中でもトップクラスにカッコイイジャケットだと思っています。
背景は珍しいブラック、バンド名は大きく水色。
配色が最高にカッコよく、更に、メンバーの楽しそうな表情と1970年代らしい格好(1970年代を代表する襟の長さ)がまた良いんです。
真ん中の方以外は、首にスタッズが入った皮のネックブレスを装着しているのが分かります。
私は真似出来ませんが、これもカッコイイですね。
そして、肝心な内容も最高にカッコイイんです。

アルバム全体像
発表:1974年(Musicor Records)
方向性:スピリチュアル・ソウル × メロウ × グルーヴ
特徴:多声コーラスの美しさ
派手さより「空気感」「一体感」
フロア向けというより深夜〜黄昏向け
Rare Groove文脈でも再評価が進んだ1枚です。

SIDE A
1. Can You Feel It
(7:15)
アルバムの核。
ゆったりしたテンポにうねるベース、包み込むコーラス
タイトル通り「感じる」ことを促すスピリチュアル・ソウル
後半の展開が特に美しく、DJにもコレクターにも評価が高い一曲
👉 アルバムを象徴する“瞑想的グルーヴ”
2. Tell It Like It Is
(4:20)
よりストレートなミディアム・ソウル
タイトル通り「正直であれ」というメッセージ
ヴォーカルの誠実さと人間味が前面に出る
👉 A面の中では最も親しみやすい曲
3. Do What ’Snever You Want To Do
(3:33)
軽快でポジティブ
ファンク要素が少し強まり、リズムが前に出る
アルバム中、最も“自由”を感じさせる一曲
👉 重くなりすぎない絶妙なバランス役
4. Peace Of Mind
(3:49)
タイトル通り、心を落ち着かせるスロウ・ソウル
コーラスワークが非常に美しい
夜向き、ヘッドフォン推奨
👉 A面ラストにふさわしい鎮静曲

SIDE B
1. My Cherie Amour(4:44)
• Stevie Wonderの名曲カヴァー
• 原曲の甘さを保ちつつ、よりソウルフルに再構築
• コーラスの厚みがこのグループならでは
👉 原曲好きも納得の好カヴァー
2. Love, Peace And Power(3:45)
• 70年代らしいメッセージ・ソウル
• 黒人解放/愛と団結の思想を背景にした内容
• コーラスの一体感が際立つ
👉 時代性が最も色濃い曲
3. To Mend A Broken Heart(4:07)
• しっとりとしたバラード
• 感情を抑えた歌い回しが逆に胸にくる
• 深夜の一人時間に強い一曲
👉 アルバム屈指のメロウ枠
4. Sleeping Beauty(2:52)
• 優しく短いエンディング
• 子守唄のような穏やかさ
• アルバムを静かに閉じる役割
👉 余韻重視のラスト

「聴くほどに良さが染みる」タイプの名盤だと思います。