
世界的なビンテージブームによる高騰からリーバイス501ビッグEモデルのいわゆるゴールデンサイズは本当に探しにくいのが現状です。
また、あっても高額なのでなかなか入手出来ませんでした。
今回は納得のいく金額で購入できました。
ほぼノーダメージ、ノーリペアです。
また、色落ちが素晴らしいんです。
さらに、面白いのがこの年代の個体よりも10年も古い501XXの革パッチ期から紙パッチギャラ入り1950年代半ば迄のパーツ(トップボタンと赤タブ)を使用しています。
まさにビンテージリーバイスデニムの面白さを体現できる個体です。

もしかすると生地ももっと古いデニムの生地ではと期待してしまいます。
ナチュラルにヒゲまで。
どうでしょうか、7割から7.5割は色残りがあると思います。

そしてバックにいたっては色残り8割程度はあるかと思います。
古着屋さんではこの色残りでこのサイズ感でこの状態であれば、50万以上はするかと思われます。

良い色落ちですね。
ディテールとしては1967年から1969年頃に製造されたデニムパンツで間違いないです。
今から約60年前の個体となります。
素晴らしい状態で残っています。

紙パッチは少し残して無くなっています。
この当時の紙パッチは洗いにかけてしまうと硬化してバリバリに割れる素材なので、どうしてもこのような残り方になってしまいます。

かろうじてW36 L34が読み取れます。
※W36は『6』だけが確認出来ます。
まさにゴールデンサイズです。
実寸
ウエスト85cm
股下76.5cm
股上30cm
裾幅20cm
ワタリ32cm

股下を見ても状態の良さが伝わるかと思います。
股下のカンヌキはオレンジ100%コットン糸を使用。
そしてボタンフライ上のステッチはイエローコットン糸を使用。
100%コットンのイエロー糸、オレンジ糸、化繊の糸と3パターンの糸を使用していました。

トップボタンの中心は平らではないドーム型です。
ここが66モデルビッグEは平らになり、それ以降も平らのままです。
この個体が最後のドーム型と言いたいところでしたが、よーくみると、この先出てくる赤タブ同様に、この年代には本来付かないトップボタンが付いています。
501XXの紙パッチ期のトップボタンで間違いないです。

トップボタン裏『2』
トップボタン裏2は比較的見つかりづらい番号です。
2の工場はカリフォルニア州サンノゼだと言われています。
このトップボタン裏『2』の工場は古いパーツが幾つも余っていたのでしょうか。

トップボタン以下のボタンフライは『足長R』でした。
足長Rが有ると嬉しくなる病です。

バックポケット裏はシングル。
アーキュエイトステッチ幅はビッグE後期モデルなので、狭いです。
前期タイプ以前はステッチ幅が広くなります。

裏返すと全てしっかりと開いた赤耳です。
しっかりと開いているので、表のアタリもしっかりと出ています。

ビッグEモデルは生地の厚みもあります。

裾はオリジナルチェーンステッチ。
アタリが最高。

リベット裏も全て完備。
ボタンフライ裏は『無刻印』(ブツブツ)でした。

ボタンフライの周りのステッチはオレンジ100%コットン糸使用。

このビッグEモデルでは珍しい『均等V』です。
均等Vの赤タブは1950年代の501XXに付けられていたもので、トップボタン裏『2』の工場にはまだ1950年代の赤タブが残っており、それをそのまま使用したのではと推測します。
501XXに使用されていた赤タブは表と裏で逆さまになっていました。
そして今回の赤タブも逆さまでしたので、当時のもので間違いありません。
今回、ゴールデンサイズのビックEをご紹介しましたが、改めて生地のよさ、インディゴブルーの濃淡の良さなどを感じ、世界中の人が欲しがる訳がわかりました。
ビンテージマーケットやフリマなどイベント時に履いて行きたいと思います。
大切にします。