
入手困難度☆
パンク、ロックがお好きな方はこのジャケットだけで、誰かとどんな曲が入っているか、即座に分かるかと思います。
私は今から約27年前、大学生だった頃にこの『Lust For Life』のアルバムからイギーポップを初めて知り、当時はCDで何度も何度も聴いていました。
やはり代表曲の『THE PASSENGERS』は今聴いても、古さを感じさせない色褪せない名曲だと思います。
そして、その曲を使用した映画、『トレインスポッティング』を後から知ります。
まさに青春の一枚を今回、ディスクユニオン新宿店にて発掘しました。
1977年アメリカで発売された初回のオリジナルで間違いないです。
このアルバムをオリジナル盤で聴ける事は、非常に贅沢な時間だと思います。

ビクター犬と『VICTOR』をテープで隠しているのは、なんなんでしょうか。

調べても理由がわかりません。
ちなみに、親交のあるデビッドボーイがプロデュースしているようで、有名な2人が手掛けた最高なアルバムです。
バックバンドは『THE BAND』です。
このレコードの内容を要約しました。
Side A
1. Lust for Life
テーマ:破滅的なのに生命力に満ちた衝動
主人公は酒・ドラッグ・混乱の中で生きている。
それでも「生きたい」という衝動(lust for life)が止まらない。
世間の道徳よりも衝動が勝っている状態。
有名なフレーズ
“I got a lust for life”
=「俺には生への渇望がある」
自暴自棄とエネルギーが同居した曲。
2. Sixteen
テーマ:若さと無邪気な欲望
16歳の女の子に惹かれる男。
少し危うい視点だが、内容は若さへの憧れ。
反抗的で直情的。
未熟さ=純粋さ、という視点。
3. Some Weird Sin
テーマ:理屈ではなく“変な罪”のような恋
理由は分からないが、惹かれてしまう。
その感情を「奇妙な罪」と表現。
衝動的な恋の高揚感。
“weird sin”=
理性では説明できない愛の衝動。
4. The Passenger
テーマ:傍観者として都市を漂う感覚
夜の街を車で走る。
主人公は「乗客(passenger)」。
世界を眺めているだけの存在。
有名フレーズ
“I am the passenger”
=「俺はただの乗客」
人生を主体的に動かすのではなく、
流れの中に身を任せている状態。
都市的で詩的な曲。
5. Tonight
テーマ:今夜だけは大丈夫
恋人に向かって「今夜は大丈夫」と繰り返す。
不安や崩壊を感じながらも、
その瞬間だけは愛を信じたい。
やや切ないバラード。
Side B
6. Success
テーマ:成功への皮肉
「成功がやってくる」と繰り返す。
だがどこか空虚で自嘲的。
成功とは何か?という問い。
祝福ではなく、
どこか狂気じみた成功観。
7. Turn Blue
テーマ:鬱・絶望・精神崩壊
「青くなる」=落ち込む、鬱になる。
ドラッグや精神的崩壊の影。
内省的で暗い。
ボウイ的なアレンジ。
8. Neighborhood Threat
テーマ:危険な人物/社会の不穏さ
町の中にいる“危険人物”。
暴力的で不気味な存在。
アメリカ社会の不安。
映画的な描写。
9. Fall in Love with Me
テーマ:強引で未熟な求愛
「俺と恋に落ちろ」と繰り返す。
子供っぽい強さ。
愛というより欲望。
アルバムの中では軽快。
アルバム全体の意味
1977年、ベルリン時代。
プロデュースは
David Bowie
内容は:
ドラッグ後の再生
衝動と破滅
都市の孤独
生きる力
パンク前夜の空気と重なります。
日本人に分かりやすく言うと
このアルバムは
「めちゃくちゃだけど、それでも生きる」
という叫びです。
美しくもあり、荒々しくもある。

最高のレコードを見つけました。