
入手困難度☆☆☆☆
ユーモアのある曲もあり、数多くのサンプリングにも使われた事がある曲もあり、モダンソウルの極みのような曲もありと内容もいう事なしアルバムを発掘しました。

簡単に要約しました。
■シルビア・ストリプリン
(Sylvia Striplin)
生没年:1954年3月23日 – 2013年3月2日
拠点:ニューヨーク
ジャンル:ジャズ/ソウル/R&B
■ 生い立ち・初期
ハーレム(シュガーヒル)出身 → 火災でノースブロンクスへ移住
幼少期からピアノと歌に親しみ、早くから音楽的才能を発揮
10代で友人とプロ活動開始
ニューヨーク市立大学でミュージカルに出演し高評価
■ キャリアの転機
1970年代:バックコーラスとして活動
ミュージカル『The Wiz』でドロシー役(ツアーで主演)に抜擢
ロイ・エアーズ関連プロジェクトに参加(Aquarian Dreamなど)
■ ソロ活動
Roy Ayersのレーベルと契約
代表作:アルバム「Give Me Your Love」
■ 代表曲と影響
「You Can’t Turn Me Away」
映画・ゲームで使用
ヒップホップで頻繁にサンプリング
The Notorious B.I.G.「Get Money」
Erykah Baduがカバー
Armand Van Heldenがサンプリング
■ 総括
ソウル〜レアグルーヴ文脈で極めて重要な存在
商業的な大成功よりも、後年の再評価・サンプリング文化で価値が急上昇したタイプのアーティスト
彼女のこのアルバムが素晴らし過ぎます。

プロデュースはROY AYERSが担当しています。
ロイエアーズ氏がスカウトしたんでしょうか。
SIDE ONE
Look Towards The Sky
ロイ・エアーズ色が最も強い楽曲の一つ
ヴィブラフォン主体+開放的コード進行
アルバムの“精神的導入”
いわゆる「Roy Ayersワールドに入る入口」
Toy Box
かなり特異な構造
展開が読めない=コード進行が不規則
メロディも“ポップなのに不安定”
このアルバム内で最も“個性が強い曲”
再評価余地が非常に大きいタイプ→間違いないです。
もっと評価されても良い曲です。
You Can’t Turn Me Away
これはもう説明不要のレベル
ミニマル・ループ構造の完成形
Get Moneyネタ
サンプリング文化の中核
All Alone
非常に繊細でミニマル
ボーカルの“間”が主役
SIDE TWO
Give Me Your Love
タイトル曲だが意外と控えめ
夜向けのスムースな質感
モダンソウルの極み
Will We Ever Pass This Way Again
浮遊感強め
感情を抑えた歌唱
Searchin
ループ性+演奏の絡みが秀逸
ボーカルは半分インスト的
作曲はロイエアーズなので、所々のメロディにらしさを感じます。
めちゃくちゃカッコイイです。
You Said
グルーヴ+メロディのバランス良
アルバム終盤にして完成度高い
クレジットでもバックボーカル表記あり
→ コーラスワーク重視の楽曲

このレーベルのマークも良いです。

クレジット

好きな曲が多過ぎるアルバムです。

プロデュースROYAYERSとJAMES BEDFORDが2人でしており、予測不能なポップソング『TOY BOX』はJAMES BEDFORD氏がプロデュースしているので、気になります。

このロゴが可愛いです。

ROY AYERS氏が立ち上げたレーベル『Uno Melodic』ウノメロディック。
ここのデザインもカッコイイです。

復刻盤は穴の近くに溝が出来ていますが、こちらの盤をみると分かるように穴の近くには溝がありません。
判別方法を記載しておきました。

また、この刻印がオリジナルの証です。

モダンソウル最高です。