
入手困難度
☆☆☆★★(3 / 5)
今回、ご紹介するのは1970年代にニューヨークで結成した『THE FATBACK BAND』の通算4枚目となる『KEEP ON STEPPIN'』というアルバムです。
ジャケットのデザインが最高にカッコイイアルバムです。

後ろの方、ザ・アフロですね〜
1番左の方は和柄の様なジャケットを羽織ってます。
1974年ごろと言えば、高校、大学の体操着はチャンピオンリバースウィーブの単色タグ前期タイプが当たり前のように使用されていた時代、、、
Fatback Bandがまだディスコ路線へ完全移行する前の、生々しいファンク色が強い名盤です。後年の『Yum Yum』や『Spanish Hustle』とは異なり、泥臭くストリート感のある演奏が魅力です。

Side A
1. Mr. Bass Man (3:22)
アルバムのオープニング。
タイトル通りベースが主役で、Fatbackらしい重厚なグルーヴが最初から炸裂します。
跳ねるベースライン
タイトなドラム
シンプルなホーン
後のヒップホップDJにも好まれそうな土台型ファンク。
派手さより「腰に来る」タイプです。
2. Stuff (5:00)
本作の隠れた名曲。
ゆったりしたテンポながら異様なファンクネスがあります。
聴けば聴くほど癖になるタイプで、
ドラム
ベース
ギター
の絡みが絶妙。
レアグルーヴ好きからの評価が高い曲です。
3. New York Style (5:29)
アルバム屈指の人気曲。
1970年代前半のニューヨークの空気感がそのまま封じ込められています。
ストリート感
ブラックカルチャー
ファンク
が一体化した名演。
Fatbackらしい都会的なファンクを堪能できます。
4. Love (3:43)
一転してメロウな雰囲気。
ソウル色が強く、
甘いボーカル
柔らかいアレンジ
が特徴です。
アルバムの流れを整える役割も果たしています。
5. Can’t Fight The Flame (3:09)
短めながら印象的。
恋愛をテーマにしたソウルナンバーで、
ホーンアレンジが美しい。
アルバム前半を締めくくる良曲です。

Side B
1. Wicki-Wacky (3:20)
Fatbackらしいパーティーファンク。
ライブで盛り上がりそうな曲です。
後のディスコ路線の萌芽も感じられます。
2. Feeling (2:53)
短いながら非常に心地よい曲。
メロウとファンクの中間に位置するような作品で、
アルバムの中では少し隠れた存在。
3. Keep On Steppin’ (4:21)
アルバムのタイトル曲。
Fatback初期を代表する楽曲の一つです。
特徴は、力強いリズム
キャッチーなコーラス
踊れるグルーヴ
後のFatbackサウンドの原型とも言える作品です。
4. Breaking Up Is Hard To Do (3:39)
アルバムのラスト。
Neil Sedakaの有名曲のカバーですが、完全にFatback流に料理されています。
原曲のポップさを残しながら、
ファンクソウルグルーヴへ変換。
非常に完成度が高いカバーです。

総評
1974年作品。
Fatback Bandの初期代表作の一つ。
Event Records時代の名盤。
