今回、ご紹介したいビンテージ は『60年代のノルウェー製アノラックパーカー』です。
ほぼデッドストック。
色褪せ、シミ、傷、穴、解れなく着用感もありません。
アノラックパーカーが今年はマイブームなのですが、今年1番気に入ったアノラックパーカーになりそうです。
さらに、細かいディテールを見てみます。
先ずはジッパーです。
首元のジッパーもポケットのジッパーも『MASTAD』でした。
もし、タグが欠損していたとしてもこのジッパーを見るだけでヨーロッパ物とわかります。
このアノラックパーカーの面白いところが、タグの付いている場所です。
後ろ首元ではなく、前ポケット裏に付いています。この辺の普通とは違うところも◎
【生地について】
テトロンとは
ポリエステル繊維の一種です。
テトロンは東レとテイジンが開発した製品であり、この2社が製造したものがテトロンと呼ばれます。テトロンではなく、テトロン®︎というわけです。
テイジン、東レ(とうれ)が開発したナイロンで“テトロン”という名称だそうです。
原料
テトロンはポリエステルを原料に製造されています。
ポリエステルといえば、衣類に使用されることが多い原料です。弾力がありつつも、耐久性などもある原料です。
特性
テトロンの特性はその強度と安定性にあります。
テトロンはポリエステルの長所でもある耐久性や耐摩耗性など、長年の使用などに耐えうる強度と安定性を備えています。また、弾力性の高く収縮し辛いという点も特性です。
これらの特性があって、テトロン糸は長年に渡って使用することが可能なんです。
調べていくと、ノルウェー製ですが、原料のテトロンはまさかの日本製でした。
里帰りした感じですね。
【予告】
次回、ビンテージ スウェットをご紹介したいと思います。
お楽しみに。
【本日のBGM】