ビンテージブログ1500回更新に相応しいスペシャルを発掘しました!
もうビンテージというかアンティークと言って良いレベルです。
古いディテールも満載です。
それではご紹介していきたいと思います。
当時のシルエットなのでテーパードがかかっておりません。
ベルトループとサスペンダーボタンが付いています。
コインポケットも搭載しています。
コインポケットにはカンヌキ留めが付いていません。
当時ならではです。
面白いディテールとしては、トップボタン(ドーナツボタン)とトップボタン裏が逆になっております。
こんなディテールは初めてみました。
さらにデッドストックの証であるフラッシャーが正面左腰上部に付いております。
フラッシャーにダイレクトにサスペンダーボタンが打ち込まれておりました。
面白いディテールですね。
サイドはダブルステッチ仕様です。
裾はシングルステッチ仕様でした。
ベルトループは細く弱々しいです。
メーカー名『THE KNOXVILLE OVERALL CO,』です。
こちらの情報を探しましたが何も情報を得られませんでした。
フラッシャーのデザインを観ると中央にカバーオール(4つポケット仕様ですね。)とデニムワークパンツ(しかもデニムワークパンツをロールアップしています。)を履いた人物が弓を放とうとしているデザインが描かれていました。
このデザインがビンテージ好きには堪りません。
後ろ姿もカッコイイです。
後ろにはサスペンダーボタンは2つ付いています。
こちらもコインポケット同様、ポケットにカンヌキ留めは付いておりません。
ドーナツボタンの錆の入り方から銅製かと思われます。
よくも今から約90年前のワークパンツがデッドストックで残っていたものです。
これは大切に引き継がないといけないと責任を感じます。
少しザラついた荒々しい生地感が堪りません。
股下の縫製です。
カンヌキ留めが一切無いです。
内側を観るとフロントポケットのみ別の生地を使用しております。
分かりますでしょうか、裏返すとトップボタンのドーナツボタンがあります。
面白いディテールです。
さらにボタンホールやその周りの縫製が独特です。
ボタンフライの数をご覧ください、トップボタンと合わせても合計3つのみしかありません。
トップボタンとボタンフライの間隔が特に広く空いています。
この特徴は1930年代のリーバイス501にも共通して言えることです。
ボタンホール裏の縫製が独特です。
第一ボタンと第二ボタンの間隔が広いです。
股下のカンヌキ留めもございません。
こちらも独特な縫製です。
ボタンフライ裏は黒ラッカー仕様。
味のあるドーナツボタン仕様です。
バックポケット裏です。
フロントポケットの裏です。
フラッシャーの裏です。
1500回更新に相応しいスペシャルビンテージでした。