初めて1950年代のフォアモストのデニムパンツを発掘しました。
オンス、色合い共に リーバイスの501XXに引けをとらない魅力を感じます。
たくさん撮影したのでじっくりご紹介したいと思います。
まだまだ天然インディゴの濃さが残っています。
この画像でも分かるように縦落ちが素晴らしいです。
リベットは銅製を使用しております。
拡大するとリベットに『J.C.P. CO.』と刻印がわかります。
トップボタンは『J.C.P.CO ★ FOREMOST ★ 』と刻印されております。
リーバイス501XXギャラ入りのトップボタンと同等の質感と重量感です。
ジップは『GIPPER GRIPPER』を使用。
ジッパー裏はカムロック(両爪)式を使用。
『PAC PENDING』と刻印。
調べましたが有力な情報は得られず。
1950年代の代表的なフォルムをしています。
バックポケットに『FOREMOST』と白地に赤刺繍がはいります。
※1960年代になるとこのオレンジ地に赤刺繍に変わります。
残念ながら皮パッチは跡形も無いです。
インディゴの色も黒がかったブルーがたまりません。
耳付き。
リーバイスとは違い赤耳では無いですが耳付きが嬉しいですね。
リペアもありません。
ここで注目はバックポケットは1950年代でも黒カンヌキ仕様なところです。
勝手にリーバイスは仕様も先をいっているような錯覚を起こしがちですが意外とそうでもないかもしれません。
1950年代のリーバイス501XXギャラ入り期には隠しリベットが付いてます。
もしかするとリーバイスよりも早くからバックポケットには隠しリベットを使用せずに黒カンヌキ仕様に変えていたかもしれません。
定かではありませんので色々な意見の一つとして捉えて頂くと幸いです。
裏返すとバックポケットに直線でダブルステッチが入っています。
表から確認するとユニオンチケットが付いてました。
雑な付け方が逆に堪りません。
裏返しの表もリペア無しです。
裏リベットも銅製を使用。
全て完備してます。
股下のホツレもありません。
リベットに刻印は有りませんが雰囲気あります。
トップボタン裏『無刻印』です。
裾の色落ち方も良い感じです。
見てください、素晴らしい色合いと縦落ちです。
パート2
率直に言えば、リーバイス501XXと同時期に製造され、生地やつくりもしっかり丈夫なのにリーバイスの価格はこのくらいの状態と色残りだと40万〜60万はしますが、フォアモストなら3万〜5万で購入できます。
なんと約30分の1です。
個人的にはこの1950年代のフォアモストは買いだと思いました。
では今年もよろしくお願いします。
Hicky-Burrはかっこいいです。