今回ご紹介するのはビンテージのシアーズのジーンズです。
タグを読み取ると左下に『SEARS』と記載されております。
1960年代〜1970年代に付いていたタグです。
おそらく『KINGS ROAD』というお店で販売されていたジーンズです。
『T&T』とは
TRIM N TIGHTの略でスリムに作られているという事を表しています。
濃紺です。
形と色合いから、リーバイスで言うと501のビッグE期から66前期頃のジーンズです。
天然のインディゴを使用していますので、良い色落ちが期待されます。
トップボタンは銅製。
シアーズのペインターパンツはトップボタンのデザインに『SEARS』と刻印が入りますがこちらはこのタイプ。
個人的にこちらの方が好きです。
そしてトップボタン以下のボタンフライは銅製では無く鉄製です。
※磁石を近づけるとくっ付きました。
リベットは銅製の無刻印。
隠しリベットも銅製無刻印。
※501XXの隠しリベットと同様、銅が洗いにかけた事で生地に錆が染みて茶色くなっています。
ボタン裏は全て『P』と刻印。
ポケットのステッチは直線では無く緩やかな曲線。
ステッチ幅が広くステッチが切れやすいタイプ。
バックポケット裏はシングルステッチ。
残念ながら紙パッチは取れていました。
裾はチェーンステッチ仕様。
裾の色落ちも良い具合です。
うちタグは前ポケット内側に付いています。
紙パッチ裏は2種類の糸で縫製されています。
糸は全て綿100%で間違いないです。
リーバイス以外にジーンズは殆ど所有していませんが、上記の様に調べると意外と様々なディテールがあり面白かったです。