入手困難度☆☆☆
当時のインディゴデニムを使用したビンテージジーンズです。
素晴らしい色合いをしています。
今回のデニムジーンズは3色の100%綿糸(オレンジ、ネイビー、ホワイト)を使用しております。
大変、雰囲気良いです。
まだまだ色残りあるのでこれから色落ちを楽しめます。
見てください縦落ちの素晴らしさが写真でも伝わってくると思います。
トップボタンはスナップボタン仕様で、1940年代〜1960年代によく使われていたデザインのトップボタンです。
リベットは銅製です。
この辺のアタリも最高です。
サイドのダブルステッチは2トーン(ネイビー&オレンジ)で縫製されていました。
股下の縫製が独特です。
ダブルカンヌキ仕様です。
丁寧ないい仕事をしています。
後ろ姿もカッコ良く、且つ濃紺でです。
ベルトループの長さが若干短い仕様です。
太いベルトは通らない程短いです。
今回の目玉はこのバックポケットの『バツ』ステッチです。
更に100%綿糸ならではのホツレ具合が素晴らしいです。
こちらも同様です。
縦落ちもしっかり確認できます。
特徴的なバックポケットのステッチだけに後ろからでもビンテージデニムジーンズをアピールできます。
天然インディゴの美しさが分かります。
ジッパーは『TALON』のセミオートマチック式です。
1950年代後半〜1970年代まで使われていたジッパー仕様です。
おそらく全て綿糸仕様なので1950年代後半〜1960年代のデニムジーンズと推測しています。
裏フロント
裏返してご説明していきます。
今から約60年前ですが、穴も破れもリペアも無ございません。
フロントポケットの少し細長い形は以前ご紹介した1940年代のペインターパンツと似ています。
更に裏返した時のジッパー部分の縫製も似ています。
こちら↓がそのペインターパンツです。
股下
股下もホツレもなくしっかりした縫製です。
裏のリベットは銅製を使用していました。
コインポケットの形が正方形なのが可愛いです。
裏返してもサイドステッチが2トーン使いが分かると思います。
トップボタン裏は『無刻印』です。
腰のステッチの下段はダブルステッチ仕様で上段はチェーンステッチなのも珍しいです。
裏バック
裏の後ろ姿さえカッコイイです。
拡大
裏から見たダブルステッチです。
アタリ、色合い最高です。
タグは何も付いていなかった為、どこのメーカー・ブランドかは分からなかったのですが、素晴らしいデニムジーンズで間違いございません。
無名の素晴らしいデニムジーンズを発掘するのも面白いです。