先ず驚くのがワンウォッシュ程度の極美品ということです。
しかもゴールデンサイズです。
実寸
W34 L30.5
初見のバックポケットステッチです。
イエロー綿100%糸でダブルチェーン刺繍されているのが特徴的な逸品です。
ちなみにほぼ全てイエローステッチなのも◎です。
形は極めてワイドにストレートな1940年代後半〜1950年代前半のワークパンツのようです。
5ポケットのワークデニムパンツと言うと伝わりやすいです。
いわゆる『UFOリベット』です。
トップボタンはストア系のワークデニムパンツに付いているものと類似しています。
コインポケットの左側はUFOリベット無しでした。
通称『GRIPPER ZIPPER 片ヅメ』仕様です。
こちらで片ヅメと分かるでしょうか、
使用感ないのでジッパーもピッカピカです。
なんとコインポケット裏には耳が付いていました。
裾はオリジナルチェーンステッチ。
ここはネイビーの糸使用。
ポケット裏は銅製リベットでした。
こちらもピッカピカです。
トップボタン裏は『無刻印』。
今回驚いたのがこのジッパー辺りの裏側です。
見えない裏側まで大変丁寧な仕事をしています。
このディテールを良く目の当たりにするのは年代で言うと1940年代前半迄が多い傾向にあります。
1940年代半ばになると大戦で物資統制が入るので簡素化していきます。
そして1940年代後半(戦後)から1950年代からは大量消費社会に入っていくので手間のかかる作業は違った意味合いで簡素化されていきます。
そういったことを考えるともしかすると1940年代のものかもしれませんがジッパーがGRIPPER ZIPPERなのでやはり1950年代かもしれません。
定かではございません。
すぐ取れそうなポケットサイドのタグも付いていました。
『2 3 1』とプリントされています。
撮影次第改めてご紹介したいと思います。