入手困難度☆☆☆
実は単色タグ後期タイプの無地グレーボディを発掘するのは初めてです。
しかも赤単色タグXLサイズは大変珍しいです。
よく目にするのは青単色タグXLサイズです。
何故かXLサイズのみ90%コットン10%アクリルの配合率は4種類(金・黒・青・赤)が存在します。
『GUIDE TO VINTAGE CHAMPION』というアメリカのガイドブックに興味深い内容が記載されていたのでここでこっそりとご紹介したいと思います。
これまで単色タグの生地配合率90%コットン10%アクリル(もしくはグレーボディなら82%コットン12%アクリル6%レーヨン)は全て後期タイプで年代は同じだという認識でした。
しかし上記情報によると生地配合率が同様でもタグの色により年代が違うと記載されています。
ここでいうと、今回の単色タググレーボディは赤単色タグ後期タイプなので1970年代後期から1981年の間のものだと判断できます。
しかしながら、上記情報はなぜか単色タグ初期タイプ(アンダーバー入)と後期タイプ(生地配合率90%コットン10%アクリル)のみしか記載が無く、アンダーバーが付かない90%コットン10%ポリエステルのいわゆる単色タグ『前期タイプ』が抜けています。
このガイドブック自体が90%コットン10%ポリエステルを10%アクリルと間違えた可能性もあります。
いずれにせよ、赤単色タグ後期タイプのXLサイズは珍しい事に間違いないです。
素晴らしい状態です。
黒多めの霜降りグレーです。
サイドステッチの糸は白です。
単色タグ前期タイプには生成りの糸もあります。
袖口ノーダメージ。
後ろ姿もカッコイイです。
この生地感はトリコタグ以降はございません。
生地配合率は同じトリコタグ期のものでも違います。
タグのバリエーションが多いのもリバースウィーブの醍醐味ですね。