
こちらも昨年末に発掘した、謎のビンテージスウェットです。
ほぼ未使用なのですがタグもないのでどこのブランドなのか不明です。
何よりいつの時代のスウェットなのかも謎ののスウェットなので、ディテールを見ながら推測していくことにします。
それではどうぞ。

非常に稀ですが、ビンテージスウェットのハイネック仕様です。

色はボルドーカラーです。

ハイネックの生地とボディの生地を異なる生地で作られています。
ボディ生地は非常に肉厚な100%コットンで、ハイネック生地はナイロンかレーヨンが入った生地感です。
※おそらくナイロンです。
ナイロンの起源・・・ 1938年にアメリカ合衆国のデュポン社によって開発され、工業化されました。
レーヨンの起源・・・ 1884年にフランスのシャルドンネ伯によって硝酸セルロースが作られたのが始まりで、19世紀後半に西欧で開発されました。
共に生地納品起源は古いのでどちらも生地に使うのは整合性がとれます。
古いフットボールTシャツでもナイロンを使用したものがあるので、古いスウェットでもナイロンを使用することは十分に考えられます。
袖リブもナイロン混です。
リブが長いですね。

こちらも。

肉厚感が伝わりますでしょうか。
ステッチは2本針仕様です。
1950年代迄のディテールです。
※ラッセルアスレチック社は1980年代迄、2本針仕様が続きます。

腰リブは100%コットンで胴筒仕様です。
このディテールは1970年代迄存在するディテールです。

状態は良好です。

袖リブも胴筒仕様です。

胴筒仕様は1950年代迄のディテールです。
※1970年代からのポリエステル混スウェットにも袖リブ胴筒仕様は存在します。

ハイネックとボディを繋げるステッチは2本針仕様でした。
ビンテージスウェットでは1930年代から1940年代初頭まで首リブとボディの繋ぎ目は2本針仕様が多い印象です。
推測ではありますが1930年代〜1940年代のものの可能性が高いと思います。

裏返したリブ回りです。

裏返ししたステッチの拡大です。

こちらも。

生地感とディテールと裏の縫製の雑さから相当古いスウェットなのは間違いないと思います。
珍しいビンテージスウェットでした。