791 WWⅡ SPECIAL VINTAGE DENIM COVERALL 30's40's

今回ご紹介するのはビンテージのデニムカバーオールです。

 

先ずは歴史的背景から

 

時代は1940年代前半の第二次世界大戦中。

 

当時アメリカ合衆国も物資統制下の各ワークメーカーは大戦モデルをつくらなくてはいけなくなりました。

 

そんな中、各ワークメーカーは表地では統制に従いながら裏地のディテールで遊ぶようになります。(代表的なメーカー『LEVI'S』)

 

今回のカバーオールはまさにそんな遊び心が沢山詰まっております。

 

下記ディテールをご覧ください。

 

内側の襟元に耳が付いています。

 

よーく見てみると紐が解れていると思います。

ここにタグが付いていた筈ですが取れてしまっています。

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大戦モデル濃紺デニムカバーオールです。

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2枚生地を縦一直線に縫い合わせた仕様が多いですが、こちらは1枚生地仕様です。
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こちらは1950年代のカバーオールです。

ご参考に。

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全て耳付きです。

また、裏側のサイドステッチが片側だけオレンジステッチ仕様です。1ヶ所目。
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なんと脇下から袖口までずっと耳付きでした。
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脇下辺りまでの耳付き&肩まわり裏だけオレンジステッチを使用しています。2ヶ所目。
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しかもこのカバーオールにはまだ面白いディテールがあります。

 

この首元の耳は『赤耳』を使い、ボタンダウンサイドの耳は『黄耳』を使っています。

 

ちなみに脇下から袖口までの耳は『黄耳』でした。
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荒々しい色落ちが素晴らしいです。
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縦落ちの土砂降りです。
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ポケットの簡素化でいいますと、上部の生地の裏は縫わないで折り返して縫っていません。f:id:hanakichi116:20200927153028j:image

 

ドーナツボタン裏は銅製でゴツゴツしています。
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銅製のドーナツボタン
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ボタンホールはオレンジステッチが施されていました。3ヶ所目。
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袖口ノーダメージです。

耳が付いてます。

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全てダブルステッチです。
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大戦モデルの面白くてカッコイイカバーオールでした。